刹那の時間

セツナという題名の歌があるのですが、言葉の響きがとても印象的だったので気になっていました。セツナは刹那のことのようですが、「刹那とは?」と思って調べてみると、本来は仏教語で時間の最小単位を意味していて、指をひとはじきする(弾指)間に65刹那存在する時間、あるいは24時間=6,480,000刹那という定義がされています。時間に直すと1刹那は0.013秒という事になります。
人は刹那を認識することができるのか、という事になると、普段見ているテレビや映画でいうと一コマは0.03~0.04秒であり、1コマの時間ですら認識するのは到底不可能なような感じがします。ところが、2014年にマサチューセッツ工科大学の論文で、様々な画像を一瞬だけ表示し、人が認識できるかどうかの実験を行ったところ、0.013秒まで認識できたと発表されています。つまり、時間の最小単位は人の認識できる最小単位ということかもしれません。
現代では刹那主義といった言葉もありますが、本来は「刹那という極めて短い時間を大切に生きよ」という意味だそうです。人の脳は、0.013秒という時間ですら大切にしているのですね。